7
◯委員長(伊藤 晶君) 引き続き、副委員長の互選につきましては、
指名推選の方法によることとし、私から指名いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
8
◯委員長(伊藤 晶君) 御異議ないものと認め、副委員長には
米持克彦委員を指名いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
9
◯委員長(伊藤 晶君) 御異議ないものと認め、
米持克彦委員が副委員長に当選されました。
それでは、副
委員長就任のごあいさつをお願いいたします。
〔副委員長
米持克彦君 登壇、拍手〕
10 ◯副委員長(
米持克彦君) ただいま御推挙いただきました自由民主党の
米持克彦です。
もとより浅学非才でございますが、
伊藤委員長を補佐し、スムーズな委員会の進行に専念したいと思います。
御協力のほどをよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手)
11
◯委員長(伊藤 晶君) 次に、委員席につきましては、ただいまお座りの席を指定いたします。
次に、議案第159号から第178号までの
決算議案審査のため、二つの分科会を設置することといたしまして、その区分につきましては、第1分科会は
総務委員会所管、
都市消防委員会所管及び
保健下水委員会所管中、
下水道局関係、第2分科会につきましては、
環境建設委員会所管、
経済教育委員会所管及び
保健下水委員会所管中、
保健福祉局関係とし、それぞれ28名の
委員定数をもって構成いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
12
◯委員長(伊藤 晶君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたしました。
次に、
分科会委員の選任につきましては、お手元に配付の委員表のとおり指名いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
13
◯委員長(伊藤 晶君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたしました。
────────────────
14
◯委員長(伊藤 晶君) 次に、
分科会主査、副主査についてでありますが、まず、
分科会主査につきましては、委員長及び副委員長が
分科会主査を兼ねることとなっておりますので、第1
分科会主査を私が、第2
分科会主査を副委員長が務めますので、御了承願います。
次に、副主査の互選につきましては、
指名推選の方法によることといたしまして、私から指名いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
15
◯委員長(伊藤 晶君) 御異議ないものと認め、第1分科会副主査には
湯浅美和子委員を、第2分科会副主査には
奥井憲興委員を指名いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
16
◯委員長(伊藤 晶君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたしました。
次に、
決算審査特別委員会に理事会を設置し、理事会は
議会運営委員会の構成をもって充てることといたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
17
◯委員長(伊藤 晶君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたしました。
議事の都合により暫時休憩いたします。
午後2時27分休憩
────────────────
午後3時1分開議
18
◯委員長(伊藤 晶君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
まず、平成17年度
一般会計決算及び各
特別会計決算の
総括説明をお願いいたします。財政局長。
19
◯財政局長(岡田和哲君) 平成17年度決算の概要について
総括説明を申し上げます。
私から、
一般会計及び
特別会計について申し上げ、各企業会計につきましては、引き続き、所管局長より申し上げます。
それでは、お手元の平成17年度主要施策の
成果説明書の目次をごらんください。
1の予算執行の概況につきましては、今議会冒頭の
提案理由説明で市長より申し上げましたので省略をさせていただき、本日は、2の
一般会計決算の概要から4の
特別会計決算の概要までを申し上げ、6の
局別決算状況につきましては、20日からの分科会で各所管部局より御説明申し上げます。また、5の
決算額状況表につきましては、本日申し上げる内容の基礎数値となっておりますので、適宜ごらんいただきたいと思います。
なお、
施設名称等における仮称については省略させていただきます。
それでは、2ページをお願いいたします。
初めに、
一般会計決算の概要であります。
平成17年度の
一般会計は、
最終予算額3,830億3,850万7,000円に対しまして、
歳入決算額は3,605億2,866万6,000円で、収入割合は94.1%、また、
歳出決算額は3,555億3,187万5,000円で、支出割合は92.8%となっております。
歳入歳出の
差し引き額は49億9,679万1,000円で、翌年度への
繰越事業充当財源25億3,937万8,000円を差し引いた実質収支は24億5,741万3,000円となり、平成17年度も引き続き黒字となっております。
次に、歳入について申し上げます。
まず、市税については、
法人市民税及び
個人市民税が、企業収益の改善や
給与所得等の増により増収となったことなどから、市税全体の決算額は1,635億7,471万3,000円となり、前年度に比べ4.2%の増となっております。
次に、市債については、
看護師養成施設や桜木園の整備などの財源として活用しましたが、斎場建設が前年度で終了したことや
臨時財政対策債が減となったことなどから、決算額は575億4,050万円となり、前年度に比べ7.1%の減となっております。
次に、
国庫支出金ですが、
まちづくり交付金収入、
地方道路整備臨時交付金収入や
生活保護費などの
負担金収入が増となったことなどから、決算額は425億5,768万3,000円となり、前年度に比べ4.3%の増となっております。
次に、使用料及び手数料ですが、
戸籍住民基本台帳手数料などが増となったことから、決算額は80億709万3,000円となり、前年度に比べ0.5%の増となっております。
次に、繰入金については、
土地開発基金廃止に伴う繰り入れや
財政調整基金からの繰り入れなどが増加したものの、
市債管理基金からの借り入れが減となったことにより、決算額は113億9,737万9,000円となり、前年度に比べ12.5%の減となっております。
次に、繰越金については、決算額は55億6,961万7,000円となり、前年度に比べ19.9%の減となっております。
次に、
地方交付税については、
臨時財政対策債の一部振替額の減などにより、決算額は43億2,410万6,000円となり、前年度に比べ21%の増となっております。なお、
臨時財政対策債を加えますと、決算額は156億6,870万6,000円であります。
その他といたしまして、諸収入の決算額は234億4,023万8,000円となり、前年度に比べ27.1%の増となっており、
地方特例交付金の決算額は59億2,942万9,000円で、0.8%の増となっております。
また、
地方譲与税の決算額は、
所得譲与税が増となったことから、64億730万5,000円となり、33.8%の増となっており、県支出金の決算額は43億5,396万1,000円で、13%の増となっております。
以上で、歳入を終わりまして、次に歳出について申し上げます。
4ページをお願いいたします。
まず、民生費について申し上げます。
決算額は846億8,739万6,000円で、構成比は23.8%となっております。
保健福祉基盤の充実については、
区地域福祉計画及び
市地域福祉計画を策定しました。また、
保健福祉センターの整備については、
若葉保健福祉センターを開設したほか、美浜区で引き続き建設を行うとともに、緑区で建設に着手しました。さらに、高齢者や
障害者等の鉄道利用の円滑化を図るため、JR稲毛駅と稲毛海岸駅の駅舎内の
エレベーター整備に助成を行いました。
高齢者福祉については、
高齢者保健福祉推進計画を策定したほか、
在宅福祉サービスとして、
認知症高齢者介護研修などを実施するとともに、
ミニデイ銭湯事業等を拡充しました。また、
社会福祉施設の整備について、引き続き
特別養護老人ホーム等の整備に対し助成を行ったほか、いきいき
センターを新たに若葉区と緑区に整備しました。
児童福祉については、
子育てリラックス館を1カ所、
子どもルームを7カ所新設したほか、
母子生活支援施設及び
児童養護施設の改築に助成を行うとともに、
乳幼児健康支援一時預かり事業を若葉区に拡充しました。さらに、母子家庭の自立支援については、
母子家庭就業促進給付金制度を新たに設けたほか、
児童虐待対策として
児童相談所に相談員を配置しました。
このほか、保育施策として、
私立保育園の新設1カ所及び改築2カ所に助成を行ったほか、緑区おゆみ野地区に
保育園用地を取得しました。また、定員の変更や弾力化により
受け入れ枠を拡大し、待機児童の解消に努めるとともに、
保育ルームへの助成を拡充しました。
障害者福祉については、
障害者計画を策定するとともに、
福祉的就労の支援などを行いました。また、
施設整備について、引き続き
知的障害者援護施設の整備に対し助成を行ったほか、桜木園の改築を完了するとともに、
療育センターの
アスベスト除去改修工事を行いました。
次に、土木費について申し上げます。
決算額は831億5,415万8,000円、構成比は23.4%となっております。
道路の整備については、市道の新設、改良や
交通安全施設整備を推進するとともに、歩道の段差解消などの
バリアフリー化を引き続き行いました。また、国・県道の整備として、
椿森陸橋交差点改良工事や
県道浜野四街道長沼線ほか3路線の新設、改良を推進しました。
さらに、
放置自転車対策として、指導員による指導、啓発を行うとともに、盗難等の防止のため、
夜間警備員を引き続き配置しました。
街路の整備については、
主要幹線街路として、新港横戸町線ほか5路線、幹線街路として、幕張町弁天町線ほか8路線の整備等を推進しました。
また、誉田駅周辺の
まちづくりとして、
南北自由通路を供用開始するとともに、橋上駅舎及び駅北側の駅前広場を一部供用を開始したほか、
駅周辺幹線道路の用地買収を行いました。
河川の整備及び
排水対策については、勝田川等の改修を引き続き推進するとともに、
高田排水路本線調整池、
高田排水路ほかの
排水路整備等を行いました。
魅力ある都心と
拠点づくりの推進については、
蘇我特定地区において、
土地区画整理や川崎町
南北線整備の補助等を行い、
基盤整備の促進を図ったほか、蘇我駅
西口駅前広場の整備等を行いました。
また、中央第六地区では、市街地再
開発事業の
施設建築物工事等に対する補助を行いました。
土地区画整理については、寒川第一地区及び
東幕張地区の
道路築造等を行うとともに、
千葉中央港地区の
道路整備等について補助を行うなど、事業の促進を図りました。
都市モノレールについては、
千葉大学南側ルートについて単線化のための設置基準の見直し等の検討を行いました。
都市公園の整備については、花島公園に
テニスコートを整備したほか、昭和の森に
大型ローラーすべり台等を設置しました。また、
稲毛海浜公園のプール再整備を行ったほか、そが野ふれあい公園や
園生自然生態観察公園の整備を行いました。
市営住宅の整備については、仁戸名町団地の建てかえを進めるとともに、宮野木町第1団地の
入居者移転を推進したほか、新たに木造住宅に係る耐震改修への助成を行いました。
特定優良賃貸住宅については、入居者に家賃補助を行うとともに、
空き家住戸の一部を借り上げ、
市営住宅化を行いました。
花のあふれる
まちづくり推進については、
モノレールラッピング等を推進したほか、
手づくりトピアリーなど、市民との各種の協働事業を展開しました。
6ページをお願いいたします。
次に、衛生費について申し上げます。
決算額は387億7,957万4,000円、構成比は10.9%となっております。
保健医療基盤の充実については、
看護師養成施設の建設を行いました。
健康づくりの推進については、新世紀ちば
健康プランの中間年の見直しに向け、実態調査を行ったほか、
老人保健対策として、新たに
前立腺がん検診を実施するとともに、
子宮がん検診などの対象年齢を拡大しました。
さらに、
訪問歯科診療事業の対象年齢を拡大したほか、結核対策として直接
BCG予防接種の実施に伴う体制の強化を図りました。
母子保健については、
不妊専門相談センターの相談日数を増やしたほか、育児支援、家庭訪問の日数を拡充するとともに、新たに
ぜんそく等小児指定疾患医療費助成事業を創設しました。
精神障害者福祉については、
地域生活支援センターの整備に助成を行いました。
環境衛生対策については、引き続き入浴施設の
自主管理体制の指導強化を図りました。
斎場、墓地の整備については、新斎場を開設したほか、引き続き平和公園の墓地整備を実施しました。
廃棄物対策については、
ごみ処理基本計画改定のため調査を行ったほか、第4次
産業廃棄物処理指導計画を策定しました。また、古紙類の
ステーション回収の実施区域の拡大や、
バイオマスを利活用する事業への助成などを実施したほか、
事業系ごみの
適正排出指導や夜間、休日の
不法投棄監視を行いました。
さらに、
下田最終処分場の跡地利用として、
市民ゴルフ場の実施設計などを行うとともに、旧
新港清掃工場解体の実施設計を行いました。
環境保全対策については、
エコファミリーづくりなどの
地球温暖化防止キャンペーン等を実施するとともに、
地球温暖化対策地域協議会の活動を通じた取り組みを推進しました。また、
中学生向け環境教材の作成など、
環境教育の推進を図りました。
自然保護対策については、
谷津田いきものの里の整備を行ったほか、谷津田の自然の保全協定の締結を行いました。
自動車公害対策については、低公害車の普及促進や
エコドライブの普及啓発を行いました。
水環境保全対策については、
水生生物調査などを行ったほか、
地下水汚染対策などを実施しました。
次に、教育費について申し上げます。
決算額は380億7,469万6,000円、構成比は10.7%となっております。
幼児教育の振興については、
幼稚園就園奨励事業を拡充しました。
義務教育の充実については、各学校の創意工夫に満ちた特色ある
教育活動への支援の強化や少
人数学習指導教員の配置を小学校3年生まで拡充したほか、移動教室、農山村留学などを実施しました。
また、新たに全中学校に
校内LANを整備するとともに、防犯用具の全学校への配備や
学校セーフティウオッチャーによる見守り活動を実施しました。
教育環境の充実については、
千葉高等学校の改築に着手するとともに、
打瀬中学校の
校舎増築工事、千城小学校の
屋内運動場改築工事などを行ったほか、引き続き
耐震補強事業や
屋内運動場の窓を
強化ガラスに交換しました。
また、学校の
アスベスト除去工事を実施したほか、
大宮学校給食センターを開設し、3
センター体制で
中学校給食を実施しました。
高等学校教育の振興については、
稲毛高等学校がスーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクールの研究で、英語の授業の改善に取り組みました。
青少年の健全育成の推進については、問題行動を起こしている
児童生徒等を支援する指導員を増員しました。
生涯学習の推進については、第3次生涯
学習推進計画を策定するとともに、地域活動の場を提供するため、小学校の特別教室を引き続き開放しました。また、公民館では、IT講習や
子供向け講座などの充実を図りました。
さらに、
施設整備については、
泉谷公民館の建設に着手するとともに、複合施設となる
白井公民館と
若葉図書館泉分館が完成しました。
芸術文化の振興については、ミラノ展など、
各種文化事業を実施しました。また、参加体験型の施設として、科学館の整備を進めました。
市民スポーツの振興については、
中田スポーツセンターの整備を行ったほか、
国際千葉駅伝等の支援を行うとともに、
全国高等学校総合体育大会を開催しました。
8ページをお願いいたします。
総務費について申し上げます。
決算額は325億8,832万1,000円、構成比は9.2%となっております。
広報活動については、市民に市政情報をきめ細かく提供するため、市政だより等の広報紙誌の発行などを行うとともに、国際化の推進については、
国際文化フェスティバルの実施や国際交流・
国際協力団体に対して活動費の一部助成を行いました。
事務事業評価システムについては、施策評価、
基本事業評価、
事務事業評価の3層制の評価を実施し、評価結果をホームページで公表しました。
情報化の推進については、
市役所コールセンターの設置に向け、基本調査を実施したほか、
電子収納について、
電子収納及び
コンビニ収納に向けた
システム改修を行うとともに、一部手数料等の
電子収納を開始しました。
第2次5か年計画については、
有識者懇話会や
区民懇話会等を行い、市民意見を踏まえた策定を行いました。
また、
千葉アイススケート場を開設しました。
防犯対策については、各地域の
防犯パトロール隊へのたすきなどの物品の支援や
市民団体等による
落書き消去活動への支援を実施したほか、
路上喫煙等禁止区域を2地区に拡大し、巡視や啓発活動を行いました。
区行政の充実については、
区民まつりなどの区民ふれあい事業や花のあふれる
まちづくりをテーマとした事業を実施したほか、
稲毛区役所駐車場の
機能回復工事を行いました。
コミュニティセンターの整備については、稲毛区
長沼コミュニティセンターの建設を行いました。
都市防災体制の強化については、八都県市
合同防災訓練を実施したほか、
防災備蓄品の整備などを推進するとともに、
危機事案対応計画を策定しました。
文化振興については、美浜区
地区ホールの建設を引き続き行ったほか、
芸術文化新人賞を実施しました。
男女共同参画の推進については、ちば
男女共同参画基本計画新ハーモニープランの年次報告書を公表するとともに、
男女共同参画意識の啓発等を目的とした講座の開催などを実施しました。
次に、消防費について申し上げます。
決算額は129億6,686万9,000円、構成比は3.6%となっております。
消防体制の強化については、救助消防ヘリコプターを更新したほか、ヘリコプターテレビ電送システムの整備を行いました。また、地区消防力の充実強化のため、消防団器具置き場の整備などを行いました。
救急業務の高度化推進については、救急救命士の処置範囲拡大に伴う研修などを充実させるほか、予防消防体制の充実として住宅防火対策の推進や消防法令違反対象物に対する是正指導の強化を図りました。
次に、商工費について申し上げます。
決算額は94億8,844万1,000円、構成比は2.7%となっております。
市内産業の振興対策については、産業振興財団の各種支援事業等を引き続き実施したほか、ビジネス支援
センターの整備を進めるとともに、企業誘致を担当する専門職員の配置などを実施しました。
商店街活性化対策については、空き店舗対策事業などの各種助成事業を実施したほか、中心市街地活性化対策として、TMO等が行う各種活性化事業を支援しました。
観光振興対策については、全日本菊花連盟全国大会などの各種イベントの開催を支援しました。
消費者利益の保護については、暮らしのプラザにおいて、消費者情報の提供や相談など、消費者活動の支援などを行いました。
その他といたしまして、農林水産業費については、農用地の有効利用を促進するとともに、生産流通近代化機械施設の整備に対して助成を行いました。
また、いずみグリーンビレッジの拠点整備として、下田地区の基本設計及び乳牛育成牧場周辺地区の実施設計を行いました。
さらに、間伐材を活用したプランターを製作して自治会に配布し、花のあふれる
まちづくりを推進しました。
労働費については、雇用対策として、就職相談室、無料職業紹介所において就業支援などを行うとともに、労働情報の提供等の実施や技能功労者等表彰事業を引き続き実施しました。
以上で、歳出を終わりまして、次は10ページの
一般会計の財政構造について申し上げます。
まず、歳入について御説明いたします。
自主財源は2,204億8,806万9,000円、前年度に比べ113億6,386万5,000円、5.4%の増で、構成比は61.2%となっております。これは、市税が前年度に比べ増となったことや財産収入が増になったことによるものであります。
一方、依存財源は1,400億4,059万7,000円、前年度に比べ7,440万9,000円、0.1%の減で、構成比は38.8%となっております。これは、
国庫支出金や
地方譲与税が前年度に比べ増となったものの、市債が減となったことなどによるものであります。
次に、歳出について申し上げます。
義務的経費は1,559億2,132万9,000円、前年度に比べ10億8,070万3,000円、0.7%の減で、構成比は43.9%となっております。これは、
生活保護費など扶助費が増となったものの、人件費や公債費が減となったことによるものであります。
投資的経費は739億4,365万6,000円、前年度に比べ14億11万1,000円、1.9%の減で、構成比は20.8%となっております。これは、普通建設事業費の補助事業費が誉田駅周辺
まちづくりの事業などで前年度に比べ増となったものの、単独事業費が斎場建設や蘇我球技場整備などで減となったことによるものであります。
また、その他の経費は1,256億6,689万円、前年度に比べ143億4,309万6,000円、12.9%の増で、構成比は35.3%となっております。これは、投資及び出資金、貸付金が千葉
都市モノレール経営改善貸付金で増となったことや、補助費等が土地開発基金借入金償還元金で増になったことなどから、増となっております。
以上で、財政構造の説明を終わりまして、次は
特別会計決算の概要について申し上げます。
病院、下水、水道の各企業会計を除く
特別会計16会計の決算額については、
最終予算額2,851億1,597万7,000円に対して、
歳入決算額は2,772億7,224万8,000円で、収入割合は97.2%、
歳出決算額は2,771億6,460万2,000円で、支出割合は97.2%となっております。
特別会計の主なものについて御説明いたします。
初めに、国民健康保険事業
特別会計の決算額は、歳入歳出それぞれ691億495万9,000円となっております。歳入の主なものは国民健康保険料や
国庫支出金でありまして、歳出は療養給付費や老人保健医療費拠出金であります。
次に、老人保健医療事業
特別会計の決算額は、歳入が463億4,292万9,000円、歳出が461億7,499万9,000円となっております。歳入の主なものは医療費交付金でありまして、歳出は老人保健医療費であります。
次に、介護保険事業
特別会計の決算額は、歳入が303億8,953万8,000円、歳出が301億6,691万5,000円となっております。歳入の主なものは介護給付費交付金や介護給付費負担金でありまして、歳出は保険給付費であります。
次に、競輪事業
特別会計の決算額は、歳入が172億7,557万5,000円、歳出が176億6,179万1,000円で、3億8,621万6,000円の不足が生じたため、平成18年度からの繰り上げ充用により対応しております。歳入の主なものは勝者投票券売上金などの事業収入で、歳出は開催費であります。
最後に、公債管理
特別会計の決算額は、歳入歳出それぞれが1,006億9,985万5,000円となっております。歳入の主なものは繰入金や市債でありまして、歳出は元金や利子であります。
以上で、
総括説明を終わらせていただきますが、平成17年度におきましても、大変厳しい財政状況の中での予算執行となりましたが、全庁を上げ、財源の確保と計画的、効率的な予算の執行により、経費の節減に努めたところであります。
分科会の御審議につきましても、何とぞよろしくお願いを申し上げまして、説明を終わらせていただきます。
20
◯委員長(伊藤 晶君) 次に、平成17年度病院事業会計決算の
総括説明をお願いいたします。保健福祉局長。
21 ◯保健福祉局長(古川光一君) 平成17年度病院事業会計決算について御説明申し上げます。なお、説明資料は、病院事業会計決算書を使用させていただきます。
初めに、事業概況を御説明申し上げます。
決算書の17ページをお願いいたします。
本市の病院事業は、地域住民の医療需要にこたえるため、地域の中核的な病院として、診療体制の充実を図り、高度医療や救急医療等の整備拡充に努めています。
まず、青葉病院では、関節鏡システム等の医療機器を購入したほか、5階西病棟6室の無菌治療室への改修工事を行いました。
海浜病院では、更新として人工心肺装置と新規に低温プラズマ滅菌装置等を購入したほか、院内整備としては診療棟空調設備改修工事等を行いました。
また、地域における医療水準の向上及び医師の資質向上を図るため、新たに青葉病院を管理型とする管理型臨床研修病院として、卒後臨床研修医2名を受け入れるとともに、前年度に引き続き、両市立病院において、千葉大学医学部附属病院を管理型とする協力型臨床研修病院として、それぞれ、卒後臨床研修医3名を受け入れました。
次に、患者利用状況を御説明申し上げます。
青葉病院の入院患者は延べ10万9,979人、外来患者は延べ20万6,573人で、前年度に比較し、入院患者は延べ6,374人の増、外来患者は延べ2万5,404人の増となっております。
海浜病院の入院患者は延べ9万847人、外来患者は延べ18万9,710人で、前年度に比較し、入院患者は延べ1,339人の増、外来患者は延べ625人の増となっております。
次に、決算状況について御説明を申し上げます。
決算書の2ページと3ページをお願いいたします。
収益的収入です。病院事業会計全体の収益的収入につきましては、一番下の合計欄、右ページになりますが、予算額171億7,336万8,000円、決算額161億8,677万4,000円で、9億8,659万4,000円の減額です。
内訳を申し上げますと、青葉病院の事業収益は、予算額98億1,523万8,000円、決算額92億1,650万6,000円で、5億9,873万2,000円の減額です。減額になりましたのは、医業収益が、入院収益等の減額により、予算額に対し1億2,318万6,000円下回り、また、医業外収益が、
一般会計負担金等の減額により、予算額に対し4億7,625万1,000円下回ったこと等によるものです。
海浜病院の事業収益は、予算額73億5,813万円、決算額69億7,026万7,000円で、3億8,786万3,000円の減額です。減額になりましたのは、医業収益が、入院収益等の減額により、予算額に対し6,077万5,000円下回り、また、医業外収益が
一般会計負担金等の減額により、予算額に対し3億2,670万5,000円下回ったこと等によるものです。
なお、事業収益を前年度と比較いたしますと、青葉病院では1億1,164万7,000円の増額、海浜病院では2,303万6,000円の増額となっております。
決算書の4ページと5ページをお願いいたします。
収益的支出です。病院事業会計全体の収益的支出につきましては、一番下の合計欄、右ページですが、予算額171億7,286万9,000円、決算額161億7,872万9,000円で、不用額は9億9,414万円です。
内訳を申し上げますと、青葉病院の事業費用は、予算額98億1,502万3,000円、決算額92億1,238万9,000円で、不用額は6億263万4,000円です。不用額を生じましたのは、医業費用が、給与費及び経費等の減額により、予算額に対し5億9,341万5,000円下回ったこと等によるものです。
海浜病院の事業費用は、予算額73億5,784万6,000円、決算額69億6,633万9,000円で、不用額は3億9,150万7,000円です。不用額が生じましたのは、医業費用が、給与費及び経費等の減額により、予算額に対し3億8,089万3,000円下回ったこと等によるものです。
決算書の6ページと7ページをお願いいたします。
資本的収入です。病院事業会計全体の資本的収入につきましては、一番下の合計欄ですが、予算額4億2,500万4,000円、決算額3億9,200万円で、3,300万4,000円の減額です。
内訳を申し上げますと、青葉病院の資本的収入は、予算額は1億1,100万2,000円、決算額は9,900万円で、1,200万2,000円の減額です。減額になりましたのは、企業債が予算額に対し1,200万円下回ったこと等によるものです。海浜病院の資本的収入は、予算額3億1,400万2,000円、決算額2億9,300万円で、2,100万2,000円の減額です。減額になりましたのは、企業債が予算額に対し2,100万円下回ったこと等によるものです。
決算書の8ページと9ページをお願いいたします。
資本的支出です。病院事業会計全体の資本的支出につきましては、一番下の合計欄ですが、予算額22億9,164万8,000円、決算額22億7,136万8,000円で、不用額は2,028万円です。
青葉病院の資本的支出は、予算額15億2,665万1,000円、決算額15億1,459万6,000円となり、不用額は1,205万5,000円です。不用額を生じましたのは、建設改良費等の減額によるものです。
海浜病院の資本的支出は、予算額7億6,499万7,000円、決算額7億5,677万3,000円で、不用額は822万4,000円です。不用額を生じましたのは、建設改良費等の減額によるものです。
なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額18億7,936万8,000円は、過年度分損益勘定留保資金等で補てんをいたしました。
以上が、平成17年度病院事業会計の決算状況でございます。
22
◯委員長(伊藤 晶君) 次に、平成17年度下水道事業会計決算の
総括説明をお願いいたします。下水道局長。
23 ◯下水道局長(高島英二郎君) 平成17年度下水道事業会計決算について御説明申し上げます。
下水道事業会計決算書をごらんいただきまして、12ページをお開き願います。
初めに、事業の概況から御説明いたします。
下水道事業につきましては、その目的を達成するため、整備推進を図った結果、平成17年度末の下水道汚水処理普及率は前年度より1.9ポイント上昇し、新5か年計画の目標としておりました96.0%に達しました。
事業の実績ですが、国の事業認可を受けた面積は1万3,067ヘクタールで、このうち1万2,019ヘクタールが整備済みとなり、整備率は92.0%となりました。なお、整備区域内人口のうち、下水道に接続した人口の割合は96.3%となっております。
下水道事業の主要事業として、汚水管渠整備では、各地区の面整備を推進したことにより、整備面積が214ヘクタール増加しました。
雨水管渠整備については、東千葉周辺や市中心部の抜本的な雨水対策とあわせて、合流式下水道の改善を図るために、中央雨水1号貯留幹線2工区の整備に着手したほか、浸水対策として宮崎雨水貯留幹線の工事を継続しました。このほか、雨水貯留・浸透施設の設置を行い、地下水の涵養にも配慮しました。
合流式下水道の改善については、雨天時越流水による水質汚濁対策として、稲毛黒砂貯留管等の整備に着手しました。
ポンプ場については、中央雨水ポンプ場の整備に着手したほか、処理場については、南部浄化
センターにおいて高度処理施設の建設や汚泥輸送圧送施設の整備を実施しました。
そのほか、老朽化した施設の改築、更新として、中央及び南部浄化
センターや都ポンプ場等の機械・電気設備の更新を行いました。
13ページをお開き願います。
次に、経営状況についてですが、損益収支において、収入面では、下水道使用料が、接続人口の増加などにより、前年度に比べ約3億2,532万円増加し、120億7,875万円となり、
一般会計からの雨水処理負担金等を合わせた総収益は216億3,795万円、支出面では、減価償却費や企業債利息等で、総費用が216億3,795万円となっております。
以上が、事業の概況でございます。
次に、決算状況について御説明いたします。
1ページ、2ページをお開き願います。
収益的収入及び支出ですが、これは下水道事業運営に伴う維持管理経費等に関するものです。
まず、収益的収入については、第1款・下水道事業収益の予算額230億2,108万円に対し、決算額は224億4,159万円で、5億7,949万円の減です。
減額の主なものとしては、第1項・営業収益は予算額に対し3億6,300万円の減で、主に下水道使用料が予算額を下回ったことによるものです。第2項・営業外収益は予算額に対し2億1,703万円の減で、他会計補助金が予算額を下回ったことなどによるものです。
次に、収益的支出につきまして御説明いたします。
第1款・下水道事業費用の予算額は223億2,101万円、決算額は218億3,711万円、不用額が4億8,390万円です。
不用額の主なものとしては、第1項・営業費用が3億8,134万円の不用となりましたが、これは、業務費等が見込みを下回ったことによるものです。第2項・営業外費用の不用額は2億6,744万円で、これは事業繰り越しに伴う企業債借り入れの減などによるものです。
続いて、3ページ、4ページをお開き願います。
資本的収入及び支出です。これは、施設の建設投資額、建設資金の調達、返済などに関するものです。
まず、資本的収入については、第1款・資本的収入、予算額308億378万円に対し、決算額は200億5,075万円で、107億5,303万円の減です。
減額の主なものとしては、第1項・企業債の86億5,500万円の減で、主な理由としては、40億2,900万円を翌年度に繰り越したことによるものです。
次に、資本的支出については、第1款・資本的支出、予算額388億9,920万円に対し、決算額は287億1,828万円で、翌年度繰越額が62億3,114万円、不用額が39億4,978万円です。
不用額の主なものとしては、第1項・建設改良費37億408万円で、契約差金等によるものです。
また、一番下の欄外に記載しておりますが、資本的収入額が資本的支出額に不足する額104億1,652万円については、損益勘定留保資金等を充てました。
以上が、平成17年度下水道事業会計の決算状況でございます。よろしくお願いをいたします。
24
◯委員長(伊藤 晶君) 最後に、平成17年度水道事業会計決算の
総括説明をお願いいたします。水道局長。
25 ◯水道局長(宮下公夫君) 平成17年度の水道事業会計の決算について、千葉市水道事業会計決算書を用いて御説明申し上げます。
決算書の13ページをお開きください。
初めに、1、概況、(1)総括事項でございます。
水道は、健康で文化的な市民生活の維持及び向上に欠かすことのできないものであるとともに、その供給についても良質かつ低廉なサービスが求められております。このため、水道局においては、一つに、安全で安心な水の安定した供給、二つに、水源の確保、三つに、未給水区域の解消、この3点を大きな目標といたしまして、水道事業の運営に努めております。
イの事業実績でございます。
拡張事業では、第3次拡張事業として若葉区高根グリーンタウンに初めて給水を開始するとともに、高根給水場の建設に着手するほか、房総導水路の利用権を取得いたしました。
改良事業では、既設配水管の改良工事を実施するとともに、鉛給水管の改修工事を実施いたしました。
計画給水区域内人口5万6,286人に対し、給水人口は4万2,655人で、第3次拡張事業の推進により新規加入者が増加したため、前年度と比較して1,446人、3.5%の増加となりました。このため、普及率は75.8%となり、前年度と比較して2.5ポイントの増加となりました。
給水量は428万3,037立方メートルで、前年度と比較して6万980立方メートル、1.4%の増加となりました。
有収水量は413万8,493立方メートルで、前年度と比較して9万9,694立方メートル、2.5%の増加となりました。有収率は96.6%で、前年度と比較して0.9ポイントの増加となりました。
ロの経営状況でございます。
営業収益は、新規加入者が増加したため、10億7,841万4,000円となり、前年度と比較して1億6,545万3,000円、18.1%の増加となりました。一方、営業費用は15億3,240万7,000円となり、前年度と比較して963万円、0.6%の増加となりました。
このため、
一般会計補助金は7億9,810万1,000円となりまして、前年度と比較して1億5,761万6,000円、16.5%の減額となりました。
今後も、収益の確保と費用の縮減を図り、安全かつ安定した給水の確保と効率的な事業運営に努めてまいります。
次に、決算の状況について説明いたします。
決算書の2ページ、3ページをお開きください。
初めに、(1)収益的収入及び支出でございます。これは、経常的な水道事業の運営に伴う収支でございます。
まず、上の段の収入でございます。
第1款・水道事業収益は、右ページ予算額の合計欄で21億2,903万5,000円、決算額はその隣の欄、20億5,649万4,000円で、予算額に比べ、決算額の増減はその隣の欄、7,254万円の減となっております。
決算額の増減の内訳でございますが、第1項の営業収益が、第3次拡張事業の推進による新規加入者の増加により、予算額に比べ8,454万7,000円の増となりました。第2項・営業外収益は、他会計補助金が予算額に比べ1億5,708万6,000円の減となりました。
次に、その下の表の支出でございます。
第1款・水道事業費は、右ページ予算額の合計欄で19億7,648万7,000円、決算額はその隣の欄19億1,153万9,000円、一つ飛びまして、不用額は6,494万7,000円となっております。
不用額の主なものは、第1項・営業費用の5,280万円で、委託料、受水費、動力費などが見込みを下回ったものです。
続いて、4ページ、5ページをお願いいたします。
(2)資本的収入及び支出でございます。これは、施設の建設及び改良に係る資金調達、並びに返済等に係る収支でございます。
まず、上の段の収入でございます。第1款・水道事業資本的収入は、右ページ予算額の合計の欄、56億6,761万1,000円、決算額はその隣の欄で、51億4,578万5,000円、その隣の予算額に比べ、決算額の増減は5億2,482万5,000円の減でございます。
減となりました主なものは第1項の企業債で、地元調整等の遅れによる工事請負費の繰り越しにより、企業債の借り入れが翌年となったことによるものでございます。
次に、下の支出でございます。
第1款・水道事業資本的支出は、右ページの予算額の合計の欄で63億1,331万4,000円、決算額はその隣の欄、57億9,251万2,000円、翌年度繰越額は合計欄、4億2,736万9,000円で、その隣の不用額は9,343万2,000円でございます。
不用額の主なものは、実施設計委託費及び工事請負費の契約差金でございます。
欄外でございますが、この結果、資本的収入額が資本的支出額に不足する額、6億5,067万1,000円は、損益勘定留保資金などにより補てんをいたしました。
以上で、水道局の説明を終わります。
26
◯委員長(伊藤 晶君) お聞きのとおりでございます。
以上で、本日の日程は終了いたしました。
次会は、9月27日本会議散会後に委員会を開きます。
本日は、これをもって散会といたします。御苦労さまでした。
午後3時57分散会
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千葉市議会委員会条例第29条の規定により署名する。
決算審査特別委員長 伊 藤 晶
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